主婦のある一日(半日)。考えていることをそのまま書いてみる。

夢の中でオデコを軽く叩かれる。
数回の可愛らしい刺激があった後、ガシャンと茶碗をひっくり返す音で渋々起きる。

スマホを見ると、朝4時50分。

毎朝このくらいの時間に、猫達に起こされる。
茶碗をヒックリ返すのは、オレオのお腹空いたの合図。
結構大きな音がする。

オレオは小食なうえに、風邪がキッカケで食べられず、体重が極端に落ちて死にそうになったことがある。ゆえに、空腹を知らせてくれるのは貴重なチャンス。

強制給餌を経験した人間ならば、食の細い猫が食欲を訴えるというのは、とてもありがたいと感じることなのだ。

つくづく人間というのは、苦労した中で懐が深くなるものだ。
普通の人だったら、毎日幾度となく茶碗をガシャン!とやられたら、イラっとくるに違いない。

それを、いい子だね~♪と可愛がれる自分の心の優しさを褒めてあげたい。
誰も褒めてくれないので、自分で褒める。

とはいえ、すごく眠いので起きる動作が鈍いのは見逃してほしい。

寝たフリをしてオレオの食べ残しを狙うビスコ(自分の分は既に完食)


3匹の猫達に、それぞれ「腎臓病用療法食」「尿路結石対応療法食」「肥満対応食」を出し、独特の匂いがついた手を洗って、また布団に潜り込む。

お腹を空かせた3匹の猫達に同時に朝ごはんをあげても、きっと高齢2匹は少しだけ食べてその場を去り(少量しかお皿に出してないけど)、勢いで一番に食べ終える6キロ超えの若いビスコが残りのフードを食べるんだろうな。

と、毎朝同じことを思って、頭まですっぽり布団をかぶる。
再度ゴハンにオデコを叩かれて起こされるのを防ぐためだ。


そこから体感5分ほどでスマホのアラームが鳴る。
なぜか時間は朝6時。

この約1時間の2度寝が、体感3時間であるならば、人の睡眠満足度は大きく向上するのに。


布団の中で思考を巡らせたら負けなので、頭を現実に戻すために、スマホの天気予報を見る。

スマホを触って、インスタやらTwitterやらを見てしまったら遅刻確定なので、絶対に天気予報を見る。これは、習慣なので何も考えずに天気予報に指がいく。

(というか、天気予報はスマホのトップ画面にアイコンを置き、インスタ、Twitter、漫画アプリ等誘惑度の高いアプリは、わざと触りにくい位置に置いている。)


毛布をねじりもみチューするゴハン。

上半身を起こすと、お猫様達がワラワラと寄ってきて、朝のチュールもしくはトロリッチをご所望の様子。

腎臓の数値が悪いゴハンに、吸着炭のサプリメントが処方されているのだけど、これをペースト状のおやつに混ぜて与えている。このおやつ?タイムを、ことのほか楽しみにしている猫達。

はいはい、これも君たちの生きる楽しみよな。
今用意するよ。


おっと、ビスコ。
君はダメだ。それ以上そのタプンタプンのお腹に脂肪を蓄えるわけにはいかない。



それでも、ビスコだけおやつなしは可哀想なので、ペーストおやつの入っていた小さな袋をなんとか絞り出して、パール粒一粒にもならないほどのわずかなおやつを舐めさせる。


口に入る量が少ない分、思いっきりなでまくり、可愛がって、心を満足させる作戦だ。
満足しているのは、あるいは私自身か。



そうこうしている間に、小5の娘が起きてくる。

「お母さん・・・。なんか猫のオシッコくさい。」



!!!

やってしまった。

羽毛布団をすぐに片付けないと、布団の上で粗相していまうお方がいるのだ。
特に購入して間もない羽毛布団というのは、ニオイが気になるのかターゲットになりがちだ。

犯人はオレオ。


そういえば、猫トイレを丸洗いしてから、1ヵ月以上経っているか。

猫砂の入れ替えなどは頻繁にして、トイレが汚れないように気を遣っているつもりだけど、1ヵ月もすると猫トイレのニオイが気になってくるようで、そうなると布団、猫ベッド、服の上、バッグの中など、あらゆるところをトイレの代替品にしてしまう。

・・・キレイ好きなんですね。

          

布団等に粗相をされた場合は、ただ洗剤で洗っただけではニオイが取れず、後日必ず同じところにオシッコされてしまうので、熱湯消毒をして完全にニオイを取らなければいけない。

熱湯消毒できないものは、捨てるしかない。

それほど、猫のオシッコのニオイは強烈。(個体差あり)

でもまあ、こうやって時々寝具を熱湯消毒して丸洗いしているから、ダニアレルギーを予防できているのかもしれない。


こういう前向きで建設的な思考は、私の最大の長所である。


この思考ですべての困難を乗り超えてきたけれど、これは、猫達と生活しているおかげで身に付いた思考ともいえよう。


つまり、猫という生き物は、困難をも幸せへの原動力と変えてくれる存在なのだ。


猫は偉大だ。




やられた布団を下洗いして、熱湯をかけて、洗濯機に放り込み、朝食の準備に取り掛かる。

朝からこのくらいのことは年中起こっているけれど、娘の登校時間までにすべてを間に合わせる私もまた、偉大だ。


ちなみに、娘が小学校に行く前は、この猫騒動よりも大変な娘のギャン泣き大暴れイヤイヤ騒動が日々繰り返されており、猫の粗相より100倍くらい大変だったので(実際、おねしょされたら、量も半端ないし!)、今育児に奮闘している方がいたら、あなたは本当に素晴らしく偉大なんだよ、と言いたい。

いつも本当によく頑張ってるね!と包み込むように言ってあげたい。

今は大変だけど、絶対大丈夫だよ!と言ってあげたい。

というか、私が言ってほしかったんだな。



ついでに言うと、私が体験してきためちゃくちゃ大変な育児より、楽器の練習のがさらにキツイので、私はミュージシャンをとてつもなく尊敬している。

壁の連続よ、音楽は。


いつも通り朝食を作り、7時半に子どもを集合場所まで送っていく。

登校班には低学年の子ども達が5人。

毎朝、相当な音量でギャーギャーと喋っていて、ムクドリを連想させる騒がしさだけど、とにかくみんな可愛い。
最初は緊張して距離があったのに、顔見知り感が強くなると、お喋りが止まらない子ども達。可愛すぎるんだぜ。

このオバサンは大人のくせに漫画の話についていけるようだと分かると、連日少年漫画の話になる。

大体数人同時に喋りかけてくるので、ほぼ何を言っているのか分からないけれど、最近は、もっぱら『チェンソーマン』が話題。

君ら低学年でチェンソーマンなんて読んで、夜怖くてトイレいけなくなっても知らないからな。めちゃくちゃ面白いけどさ。

チェンソーマンを読んでいない子が女子が話題についていけずションボリしているところに、うちの娘が、

「あれは本当に死に過ぎなの。夜眠れなくなるから、絶対もうちょっと大きくなってから読んだ方がいいよ。鬼滅の刃に出てくる蜘蛛のシーンかそれ以上のトラウマになるからさ・・・」

とフォロー。

そうか、あの蜘蛛のシーン、トラウマか。

私は、どちらかというと、1巻の家族が惨殺されるシーンがダメだった。
親になると、子どもが死ぬシーンは漫画でも見たくないんだよ。

しかし、娘ちゃんよ。
チェンソーマンを読んでいない低学年女子は、鬼滅の刃も読んでいない可能性が高いぞ。

*****

子ども達を送り出して、庭の簡単な手入れ。
冬だし、そんなに雑草は・・・生えてるけど、ざっとね。

シロクマな子ども達。


まだ霜でザクザクする地面の感触を少し楽しみながら歩いて、盛り上がっている土をのぞいてみると、お外暮らしのお猫様の落とし物発見・・・。

植木鉢を置いたり、水で濡らして置いたり、いろいろ工夫しているのだけど、必ずやられる。

というか、この量は、どう見てもしっかりご飯をもらっている猫ちゃんなんだよな。

ご飯をあげる優しい気持ちがあるなら、どうか家の中で猫を飼ってほしい。
トイレの面倒、予防接種、避妊手術、家での飼育と、面倒なところを丸ごと全部引き受けられないのなら、野良猫に関わってはいけないんだよ。
中途半端な優しさが、不幸な猫をまた増やすのだから。

お猫様の偉大な力を享受したくば、お金を貯めて、家の中で飼うべし。

猫を引き取ったら実は病気を抱えていて、数十万の治療費が必要だなんてことはよくあるから、引き取る前の貯金は絶対必要。
用意できないのなら、飼うべきではないと私は思う。

これも、毎回庭をトイレにされるたびに思ってしまうのだな。



ほじくり返された庭を片付けて、玄関の掃き掃除をして、家の中に戻る。

あーー、ニオイで分かっちゃった。
フードのニオイがプンプンする。

ゴハンが嘔吐したな。

どこかなぁ

…って、本棚の上から!!!!

朝与えた吸着炭を全部吐いているから、出たものが真っ黒。
本棚の上から、色々飛び散って真っ黒。

よくある、よくある。
元々食べ過ぎで嘔吐しやすいタイプだけど、病気のせいか、嘔吐の回数が増えた。

本棚にカバーをかけておいて正解だった。
カバーを丸洗いして、棚に積もっていたホコリも拭いて、壁も拭いて。

しかし猫がいなかったら、拭き掃除なんてわざわざしなかったと思う。
我が家がある程度のキレイさを保っていられるのは、猫のおかげと言っても過言ではない。


気付けば布団の洗濯は終了。2回目の洗濯機を回す。

これから干して、掃除機をかけて、洗い物をして・・・


あーーーーーーーー。



なんかもう疲れちゃったね。精神が。


スマホを見ると、充電が残り41%。

フム。そうだな。
この充電が無くなるまで、床にひっくり返って思いっきりスマホを眺めているっていうのはどうだろう。

今日は旦那ちゃんもいないし、お昼ご飯の用意もいらない。
主婦をサボるに最適な日だ。

そうだ、そうしよう。


とりあえず、洗ったオシッコ布団だけは干して、猫のトイレを掃除して、いざ!短編のなろう小説でも読んでしまえー!!!






12時45分。

読んだ・・・。読んだった!
充電残り1%で読み切ったぞ!
なろう小説約40ページの短編。ナイスチョイスだった。


スマホを充電しながら、(こんな充電1%の時に大地震来たらどうすんだよ・・・)と突然後悔して、粛々と家事を再開。

小説の主人公って、どんな分野でも、大体コツコツと努力してるんだよね。
特に無双系主人公の地道な努力はかなりスゴイ。

何から手をつけたらいいか分からない山に挑む時でも、とにかく目の前のことからコツコツやっていくことからすべてが始まる。

ということで、まず洗濯物第二弾を干すところから。
美しく干して、美しく畳もう、私。


娘帰宅。


すっかり整った家の中で、いつもと同じ、娘の怒涛のお喋りおやつタイムが始まる。

娘、帰宅から寝るまで、宿題やりながらでも、お風呂に入りながらでも、ずーーーーっと喋ってる。(外では多分おとなしめ)

誰に似たんだろうと思うけど、私も一人でいる時間、頭の中でずーーーーーっと喋ってたな。というか、毎日頭の中で喋ってるな。

思ってる、じゃなくて完全に喋ってる。
(日によって口調も違う)

これ、他の人はどうなんだろう。
話し相手の少ない陰キャだから、こういう現象が起こるんだろうか。
そんな気がしてきた。
ちょっと寂しくなってきた。笑

そのままブログに書きつけてみた。


み。

娘作・ゆきだる・・・ま?






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